和歌山県御坊市の歯医者 西馬歯科

御坊駅より徒歩2分

精密なマイクロスコープ(顕微鏡)歯科治療
日本歯周病学会専門医在籍

歯周病治療

西馬歯科の歯周病治療について

院長・西馬伸幸は、日本歯周病学会専門医として、歯周病治療を診療の柱としています。
歯周病は、日本人の成人の約8割がかかっているともいわれる「国民病」です。初期症状がほとんどなく、気づいたときには重症化していることが多いため、「サイレントディジーズ(静かなる病気)」 とも呼ばれています。

特定非営利活動法人 日本歯周病学会 認定医

歯周病とは?

歯周病は、歯を支える組織(歯肉や歯槽骨)に炎症が起こる病気 です。大きく「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。
歯肉炎(G)は歯ぐきの炎症、歯周炎(P)は歯茎を越えて歯を支える骨(歯槽骨)まで進行した歯周病を指します。
最も怖いのは、初期の段階では自覚症状がほとんどないことです。
「歯ぐきが腫れている」「歯みがきの時に血が出る」などの症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

歯肉炎(G)の特徴:
  • 歯肉が腫れる
  • 歯ブラシの際に痛みや出血を感じる
  • 歯肉炎が広がったり、歯石が付着したりすると発生する

軽度~重度

歯周炎(P)の特徴:
  • 歯茎を越えて歯槽骨まで進行している
  • 歯肉が炎症を起こし、出血する
  • 歯槽骨が吸収される
  • 歯が動揺する
  • 口臭がする

歯周病の進み方

歯周病は、歯槽骨の吸収程度や歯周ポケットの深さ、歯の動揺度などを総合的に考慮して、軽度(P1)、中等度(P2)、重度(P3)の3段階に分類されます。
歯周病の治療には、歯ブラシ指導や歯石除去、薬を使用した治療などがあります。放置すると歯が自然に抜けてしまう可能性があります。


歯周病の検査・診断

当院では、歯周病の進行度を正確に診断し、最適な治療計画を立てます。
主な検査内容は以下のとおりです。

歯周組織検査

歯周ポケットの深さを測定

X線検査

骨の状態を確認

口腔内写真検査

歯ぐきの炎症を記録

これらの検査結果をもとに、患者さまに分かりやすく説明し、一人ひとりに適した治療をご提案します。


歯周病の治療について

歯周病の進行度に応じて、以下の治療を行います。

歯肉炎

歯石除去・ブラッシング指導 により健康な状態に回復

歯周炎 軽度~重度

外科的処置や抜歯が必要になることも

歯を失った場合

インプラントや義歯などの補綴治療を検討

歯周病は細菌による感染症のため、一度治療が完了しても再発リスクがあります。
そのため、治療後のメインテナンス(定期的なケア)が非常に重要です。


歯周病治療後のメインテナンス

歯周病を再発させないためには、定期的なメインテナンスが不可欠です。
当院では、治療後も継続してサポートし、患者さまの健康な歯を長く守るお手伝いをします。

定期検診で歯ぐきの状態をチェック

歯科衛生士によるプロフェッショナルケア(スケーリング・PMTC)

患者さまに合わせたブラッシング指導

「治療が終わったから安心」ではなく、「メインテナンスを続けて健康を維持すること」が大切です。
少しでも気になる症状がある方は、早めにご相談ください。


歯周病治療の流れ

❶ブラッシング指導

歯周病のブラッシング指導

歯周溝にプラークが溜まると、自力ではなかなか落とせません。歯に付着し始めたプラークをしっかり落とす日頃の歯磨きこそが歯周病治療の第一歩。 ご自分に合ったブラッシングの方法を学んでいただきます。

❷スケーリング(歯石除去)

歯周病のスケーリング(歯石除去)

歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリンやカルシウムが混じって石灰化したもので、強い病原性を持っています。歯石を取り除き、歯面をツルツルの状態にし、プラークが付着しにくい状態にします。

❸フラップオペレーション(付着療法)

歯周病のフラップオペレーション(付着療法)

歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深い箇所はスケーリングだけでは歯石を除去できません。歯肉を外側に開いて歯根を露出させ、細かい部分まで歯石や感染しきった歯茎をを取り除きます。

❹歯周組織再生誘導

歯周病によって破壊された骨は通常再生することはありませんが、フラップオペレーションに加えてゴアテックスやコラーゲンなどの膜を貼り付けたりエナメルマトリックスと呼ばれるたんぱく質を塗布することで、歯周組織の再生を促進させることができます。
これは骨も再生できる最新治療で、手術により元の健康な状態と同じ構造で組織を回復させる事ができます。